出産は奇跡だと思わされた瞬間
また、胸を痛めるニュースが飛び込んできました。
神戸市西区の産婦人科医院「おかざきマタニティクリニック」で、医療事故が起こったそうです。
医療事故だけが原因ではないにしろ、出産というものは本当に奇跡。
私も娘を2人持ちますが、あの痛みに耐えられる女性の身体、そして生み出す力といったら計り知れません。
たくさん出血もします、呼吸も苦しくなります、失神する人もいます。
出産とは、「生まれてきて当たり前」ではなく、出産が最高するということは本当に奇跡なんだと思います。
親族が語った
東京都港区に住む女性の夫(32)は、「『息ができない』と話したのが最後の言葉でした・・・」と涙を浮かべて話しました。
※なくなった女性に手を合わせる遺族のお二人
遺族によると、男性院長からは出産が困難な場合は吸引カップを使う「吸引分娩」をしながら、無痛分娩を提案されたそうです。
女性の母親は反対し、女性もためらっていましたが、病院を信じて無痛分娩に踏み切ったといいます。
出産当日
出産準備は朝から始まったそうです。
背中からチューブを入れる「硬膜外麻酔」の処置を施した後、院長は外来へ診察に向かい、女性から離れたという。
その間に女性の容態はどんどん悪化・・・
お腹の赤ちゃんも心拍が下がってきたそうです。
どうしてここで素早い対応ができなかったんだろうT_T
今悔やんでも女性がもどってっくることはありませんが、とても悔しいですね。
その後看護婦さんたちが処置をして、院長が戻った頃には女性は意識不明。
その後、母親も駆けつけましたが、時すでに遅し・・・女性の容態は最悪だったそうです。
院長が他院に電話をするも虚しく、女性は「息ができない」という言葉を最後になくなったそうです。
あってはならない
誰もが、「こんなことあってはならない」と思うでしょう。
しかし・・・「出産」こればかりは人それぞれ。
苦しい出産になるのか、楽なのか、安産なのか、このように生まれてこられない人もいますし、本当に人それぞれなのです。
今回のケースは、「硬膜外麻酔」に対してのアレルギーだったのか、何かしら身体が反応したのか、それとも、医師の処置が悪かったのか・・・どうして女性がこのようなことになったのかは公表されていません。
赤ちゃんはどうなったの?
赤ちゃんは生まれてきてくれたみたいです。
男の子(1)だそうです。
一時は 肺炎で危篤状態となり、尿を管理する脳の機能が働かないため、水分調整を常に行っていかなければならない、いつどうなってもおかしくない状況が続いているそうです。
辛かったですね・・・どうか安らかに・・・
女性は赤ちゃんの誕生を心待ちにしていたと言います。
もちろん遺族のみなさまも・・・それはそうですよね。
胎動の動画を撮ったり、名前を考えたり、将来生計を立て直したりしていたそうです。
赤ちゃんの買い物をして、色々揃えて、それはそれは今後の赤ちゃんとの生活を楽しみにしていたことでしょう。
残された遺族も深い悲しみに溺れていることでしょう・・・押しつぶされていることでしょう。
本当にお辛かったですね。
私も胸が張り裂けそうになりました。
せめてどうか、安らかにお眠りになってください。
遺族のみなさま、この度は思いがけないことでさぞかしお力落としのこととお察しいたします。
心より、ご冥福をお祈り申し上げます。
合掌